八尾市で内視鏡検査のリスクとその対策!安全に検査を受けるためのポイント

内視鏡検査に伴う一般的なリスク
内視鏡検査で起こるリスクは、「穿孔」と「出血」の2つです。穿孔とは、胃や大腸の壁に穴をあけてしまうこと、出血は粘膜を損傷させてしまうことで起こります。穿孔は人的ミスが理由であり、出血は人的ミスのほか、持病を持っている人が服用する薬の種類により出血が止まらなくなることがあります。
その他にも、鎮痛剤や鎮静剤の使用で血圧の低下や呼吸抑制などを起こしてしまったり、胃内視鏡検査中に唾液が誤って肺に入ってしまう誤嚥性肺炎があります。
トラブルを軽減するための対策
一般社団法人日本消化器内視鏡学会の調査では、大腸内視鏡検査で穿孔や出血報告は0.012%、胃内視鏡検査での穿孔や出血報告は0.006%と、トラブルが起こるリスクはかなり低いです。できる限り安心して検査をする指針として「日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医」、もしくは「消化器病専門医」が在籍する医院にて検査をお願いするのがおすすめです。
特に消化器内視鏡専門医は、消化器医として5年以上の経験と、さまざまな試験に合格した内視鏡検査のプロフェッショナルと言えます。
検査後のケアとフォローアップ
内視鏡検査が終了すると、リカバリールームにて麻酔の覚醒確認や経過観察が行われます。麻酔は1時間程度で効果が薄れてきますが、合併症などを起こしていないか等をしっかりと確認してからの帰宅となります。
また、内視鏡検査は1回だけではなく、継続して行うことが大切です。基本的には一度内視鏡検査を受け異常なしだったとしても、1年後のフォローアップ内視鏡検査を受診するようにしましょう。その時も異常がなければ、2~3年の感覚で検査を受けるのがおすすめです。