日帰りで内視鏡検査を受けるメリットと注意点!短時間で気軽に検査を受けられる体制とは

入院の必要がなく身体的・経済的負担が少ない
胃や大腸の内視鏡検査は、基本的に日帰りで行われます。午前中に来院し、前処理をした後に検査を実施し、夕方前には帰宅するというスケジュールが一般的なため、入院に比べ拘束時間が少なく自宅でゆっくり休むことができます。また入院費用も掛からないため、自己負担額も軽くなります。
さらに、日帰りで帰宅するために身体への負担ができる限り少なくなる方法で行われるため、最新で質の高い医療を受けることができるなど、メリットが多くあります。
検査当日の過ごし方や注意点について
内視鏡検査では、前日の夜から絶食を行い、当日の朝食も食べてはいけません。持病を持っている場合には、休薬するかどうかは事前にお医者さんと確認しておきます。検査では鎮痛剤や鎮静剤などを使用することも多いため、自動車やバイク、自転車など自分で運転しての来院もできません。
検査が終了した後、リカバリールームにて休息を取り、体調不良などが無ければ帰宅することができます。検査した夜は飲酒や刺激物の摂取を控えるほか、入浴はシャワーで済ませるなど、安静にするように心がけてください。
日帰り検査の適応条件
内視鏡検査で日帰り検査を行うためには、胃内視鏡であれば消泡剤、大腸内視鏡は2リットル程度の下剤を飲む必要があります。糖尿病などの持病を持っていても、日帰り検査は可能です。
しかし、喉頭や腸に疾患があり内視鏡の挿入ができない人や、呼吸不全の人は、内視鏡検査自体ができない可能性もあります。また、大腸内視鏡の下剤を途中で吐いてしまったり、どうしても飲めないという人は日帰りではなく、一泊入院検査などで対応できる場合もあります。