八尾市のがん検診で内視鏡検査を行うことでの早期発見・早期治療の重要性

がんの早期発見に欠かせない内視鏡検査の役割

胃がんや大腸がんなどのがんは基本的に初期症状がなく、気が付いたときにはかなり進行していたということが多い病気です。そのため、早期に発見し、治療することがとても重要になります。

内視鏡検査ではX線検査では発見できない、臓器の表面を覆う粘膜の異常を発見できるほか、ポリープや微小ながんであれば即時に切除したり、患部が出血している場合は止血も可能です。内視鏡検査でいち早く適切な処理をすることで、将来のがん発生やがんでの死亡率を大幅に減らすことができます。

八尾市の検診制度と内視鏡検査の関係

がん検診は厚生労働省により「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」(平成20年3月31日 厚生労働省健康局長通知)が定められ、市町村が健康邁進事業として進めています。つまり、市町村が実施するがん検診は、単にがんを発見することではなく、がん死亡率の減少を目的です。

八尾市でもさまざまながんに対しての健診が行われていますが、内視鏡検査を実施しているのは胃がん検診のみです。大腸がん検診は便潜血検査を実施しています。

がん検診の対象年齢や頻度について知っておこう

八尾市で実施されているがん検診は、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がんの5種類です。胃がん検診は35歳以上が対象の胃部X線検査(バリウム)と、50歳以上を対象とした胃内視鏡検査が実施されています。

基本的に1~2年に1回の受診間隔で行われており、検査費用は無料です。どこの医療機関でも受けられるのではなく、委託医療機関が決まっているため、市のホームページなどで確認してから予約をするようにしてください。

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