八尾市で内視鏡検査を受けてポリープを早期発見!放置すると大変なことに?
内視鏡検査で見つかる大腸や胃のポリープとは
内視鏡検査で発見される「ポリープ」は、実は病名ではなく、皮膚や粘膜などの面から突出し、茎をもつ卵球状の腫瘤(※広辞苑第6版より)の総称です。大きさも1ミリ程度の小さなものから、直径数センチの大きさのものまでさまざま。
ポリープは一度できてしまうと、自然治癒で消えるということはありません。経過観察をするか、内視鏡検査時に切除するか、開腹手術などが必要かなどの判断は、ポリープができた場所や大きさなどにより異なります。
ポリープの種類や特徴を理解し適切な対処を
ポリープには、非腫瘍性と腫瘍性の2種類があります。胃のポリープは非腫瘍性の「胃底腺ポリープ」と腫瘍性の「過形成ポリープ」であり、発見される胃ポリープのほとんどは胃底腺ポリープのため、経過観察になるのが一般的です。
一方、大腸で発見されるポリープはほぼ腫瘍性になるため、原則的に検査中に切除をすることが多くなります。また、良性か悪性かの判断が付きにくい場合も、5ミリを超えるポリープは切除が推奨されています。
時間を空けた定期的な内視鏡検査で変化を監視
非腫瘍性のポリープであっても、大きくなると慢性胃炎を合併することが多く、胃もたれや胃の痛み、食欲不振などを引き起こす可能性があります。また、腫瘍性のポリープで良性と判断された場合でも、悪性に変化することは多々あります。
ポリープが発見された翌年にも内視鏡検査を行い、そこで変化がないと判断されたら2年ごとに検査を行うようにしましょう。3年以上開けてしまうと、大腸がんが進行した状態で見つかる可能性が高くなります。