八尾市で糖尿病患者さんにおすすめの内視鏡検査クリニック!合併症リスクに配慮した検査を
糖尿病患者さんが内視鏡検査を受ける際の注意点
内視鏡検査では前日の夜からの絶食をする必要があるため、血糖値を下げる薬を服用していたり、インスリン注射をしている糖尿病患者さんは低血糖になる可能性があります。低血糖の症状に陥らないため、検査までの間に飴などを口にするように指示があるので、甘露飴や氷砂糖のような透明な飴を準備しておきましょう。
内視鏡検査そのものには問題はなくても、大きなポリープを発見した際に切除ができないなどの影響も考えられるため、服用中の薬については検査前にできる限り詳しく伝えるようにしてください。
血糖コントロールに配慮した検査前後の管理体制を整備
内視鏡検査の中でも特に大腸内視鏡検査をする場合、大量の下剤を服用する前処理が必要となり、絶食時間が長くなります。そのため、糖尿病の方は血糖異常を心配し、なかなか内視鏡検査に踏み切れない人も少なくありません。
下剤を飲む前日の夜から糖分を十分に補給しておき、検査までの間は大腸などの観察を邪魔しない透明な飴を口にすることで、糖分の低下に対応します。もし検査後に低血糖症による体調不良が起こった場合には、ブドウ糖液を点滴するなどで対応してくれます。
合併症予防のための定期的な内視鏡検査の必要性
国立がん研究センターのJPHC研究によると、糖尿病の人はそうではない人に比べて、胃がんの発症リスクが男性は1.23倍、女性は1.61倍です。糖尿病の既往があるとがんにかかりやすくなる理由は完全に解明されているわけではありませんが、長期にわたって血糖値が高いと、血管が狭くなり、血管の損傷により合併症を引き起こしてしまいます。
胃や大腸などの消化器官の内視鏡検査を定期的に行うことで消化器管内や血管の状況も目視で確認でき、早期発見や早期治療を行うことができます。