八尾市で内視鏡検査における洗浄消毒の重要性と最新技術!安全な検査を受けるための知識
内視鏡の洗浄消毒プロセス
日本感染症学会では、消化器内視鏡の洗浄や消毒に対し27ページに渡る詳細なガイドラインがあり、日本消化器内視鏡学会認定の施設では、各施設の現状に即した洗浄消毒のマニュアル作成が必須です。
内視鏡の洗浄消毒は、まず看護師さんなどが目視で汚れを取り除きます。それから特殊な洗浄液と消毒剤が高圧で循環する洗浄器内で洗浄し、超音波洗浄と滅菌を行って完了します。規定通りの洗浄消毒を行っていれば、患者さんの間で感染が起こることはありません。
最新の消毒技術とその効果
酵素洗剤による手洗いや、強酸性電解質の消毒液などを使用しての洗浄機消毒はガイドラインに記されていますが、最新の消毒洗浄機では環境に配慮した過酢酸消毒液を使用し、超音波洗浄とアルカリ洗剤の優れた消毒性能で機材の洗浄を行うことができます。
従来の洗浄機では30分以上かかっていた内視鏡の洗浄を、およそ半分程度の時間で完了することができるほか、洗浄履歴の管理もできるようになっているため、洗い忘れ等の人的事故リスクも回避できるようになっています。
安全な検査を受けるためのチェックポイント
内視鏡は1本数百万円もする高額な医療機器ですので、使い捨てなどは不可能です。安全な検査を受けるために、受ける側でできるチェックポイントがあります。
内視鏡の洗浄や消毒について医院独自のマニュアルを作成しているか、マウスピースや内視鏡注射針などは使い捨てのモノを使用しているか、洗浄後も菌が繁殖しないように内視鏡保管庫に入れているかなどです。また、内視鏡モニターにビニールシートをかぶせていたり、検査に必要な潤滑ゼリーを患者さんごとに分けているかなど、医院独自の感染対策も確認すると安心です。